phest*の備忘録

大学垢での活動について書きます。

【毒統一】再生力ループ with 珠ペンドラー【ポサリンピック2022・タイプ統一シングル】

こんにちは。phest*です。
サリンピック2022の競技の1つであるタイプ統一シングルにおいて使用した毒統一の構築を紹介します。


大会のレギュレーション等はこちら





毒統一を使用するに至った経緯

気づいたらパーティの申請期限当日になっていたため、面白そうだった悪・ゴースト・毒・水の4つについてTwitterでアンケートを取りました。結果、毒に票が集まったため毒統一を組むことにしました。

構築概要

対応範囲の広い再生力ループであるドヒドイデ+Gヤドキング

毒タイプのポケモンで一番好きなドヒドイデから組み始めました。毒タイプは耐性が優秀で受けの性能が高いので、物理・特殊それぞれ広く受けることができるHBドヒドイデとチョッキHDガラルヤドキングは相性が良いと思い、この2匹を採用しました。

エース枠となるペンドラー+ウツロイド

前述の2匹では相手を倒し切ることが難しかったり受け切れないポケモンが多数存在します。そこで受けポケモンを介してうまく着地させることで抜きエースとしての活躍が期待できる珠ペンドラーとパワフルハーブウツロイドを採用しました。

縦軸の動きを可能にする襷ゲンガー

タイプ統一では初手の出し負けによって一気に流れを持っていかれやすいと考えています。そのためどんな相手にも初手投げが安定しやすく、裏のエースを通しやすくできる襷ゲンガーを採用しました。

地面の一貫を切る浮遊Gマタドガス

毒タイプの弱点である対エスパーと対地面ですが、ここまでの5匹の中でエスパータイプに対してはGヤドキングが強く出られたり、ペンドラーで上から縛っていく動きが可能です。しかしながら地面タイプに対しては滅法弱いため特性浮遊のHBガラルマタドガスを採用しました。

個体紹介

ドヒドイデ

ドヒドイデ@たべのこし(さいせいりょく・ずぶとい)

157(252)-×( )-209(140)-73(0)-177(116)-55(0)

ねっとう/どくびし/くろいきりじこさいせい

ぽけっとふぁんくしょん!

努力値はHB特化だと過剰に思えたため適当な11nまで振って残りをDに振りました。

技はねっとうじこさいせいは確定。残り2枠はサイクル下で負荷をかけやすいどくびしと積みによる崩しを嫌ってくろいきりで採用しました。

ランクバトル同様シンプルで使いやすい性能をしていました。

ガラルヤドキング

ヤドキング毒超@とつげきチョッキ(さいせいりょく・おだやか)

202(252)-×( )-100(0)-131(4)-178(252)-50(0)

みらいよち/ヘドロばくだんかえんほうしゃれいとうビーム

ぽけっとふぁんくしょん!

HDチョッキにすることで等倍相手に対しても楽に受け出すことができます。

技はペンドラー等と併せて崩しの要素を強くするためのみらいよち、一致技で有限サイクルを削るヘドロばくだん、鋼に刺せるかえんほうしゃ、構築全体で厳しめなドラゴンや飛行に対する打点になるれいとうビームで採用しました。
鋼統一をより意識するならヒードランへの打点にもなる地震を採用するのも手ではありましたが、後述のペンドラーが鋼統一に滅法強いため冷凍ビームを優先しました。

異次元の特殊耐久だけでなく、最低限の火力が保証されていることからあらゆる構築に対して投げることができる優秀なポケモンでした。

ペンドラー

ペンドラー@いのちのたま(かそく・いじっぱり)

151(124)-167(252)-110(4)-×( )-90(4)-148(124)

メガホーン/じしん/いわなだれ/ばかぢから

ぽけっとふぁんくしょん!

Sについて、明確に意識したポケモンはいませんが最速80族+3に設定しました。ダイマックスによる耐久上昇の恩恵を受けながら加速する前提なので初速は控えめです。

技はエスパーへの打点となるメガホーン、範囲が広いじしんいわなだれ、鋼への打点となりダイナックルとしての運用も強いばかぢからで採用しました。
この技範囲に対して受け出せるポケモンはなかなかおらず、毒統一ミラーや対鋼統一においては特に活躍してくれました。

ウツロイド

ウツロイド@パワフルハーブ(ビーストブースト・おくびょう)

185(4)-×( )-77(76)-169(172)-152(4)-170(252)

メテオビーム/ヘドロウェーブ/10まんボルト/くさむすび

ぽけっとふぁんくしょん!

ビーストブーストでSが上がる調整です。

技はメテオビームヘドロウェーブまでは確定。残り2枠は技範囲を広く取るため10まんボルトくさむすびで採用しました。
結果的にはメテオビームとヘドロウェーブしか撃ちませんでしたが、2枠の部分にはサイコショックマジカルシャイン・パワージェム・ステルスロック・アシッドボムなども考察の中に入っていたのでより良い組み合わせがあるかもしれません。

ゲンガー

ゲンガー@きあいのタスキのろわれボディ・おくびょう)

136(4)-×( )-80(0)-182(252)-95(0)-178(252)

シャドーボール/こごえるかぜ/おにび/みちづれ

ぽけっとふぁんくしょん!

先発として出し、起点作りや1-1交換を狙う型です。

技は一貫性の高いシャドーボール、裏のポケモンを通しやすくするこごえるかぜおにび、1-1交換を狙ったり相手のダイマックスを誘発できるみちづれで採用しました。

削って裏に繋ぐ動きがとても強く、ビーストブーストやダイアースの起点にできました。
ほぼ全ての構築に対して初手出しで仕事ができるので、選出で悩みにくかったのも良い点でした。

ガラルマタドガス

マタドガス毒妖@くろいヘドロ(ふゆう・ずぶとい)

172(252)-×( )-189(252)-105(0)-90(0)-81(4)

ワンダースチーム/クリアスモッグ/おにび/まもる

ぽけっとふぁんくしょん!

地面技を持ったポケモンは物理が多いのでそれを受けるためHB特化です。

技は多くの相手に撃てるワンダースチーム、積みによる崩しを許さないクリアスモッグ、物理を止めるのに最適なおにび、定数ダメージやダイマックスターンを稼ぐまもるで採用しました。

味方の毒菱やヘドロ爆弾とGマタドガスの鬼火の相性が悪く火傷を入れたい相手に毒が入ってしまう場面もありましたが、その場合は守るで相手を大きく削れるため守るの採用は正解でした。

通常マタドガスと違い、ドラゴン統一に仕事がしやすい点を評価しました。
高速回復技がなく受けとして不十分ではあったものの、かといってよりよい枠もいないのが悲しいところです。

試合結果と選出

スイスドロー形式の試合でした。6勝0敗でオポネントによって全体3位、毒統一の中で1位を取ることができました。

順に対戦相手のタイプと選出
対どく:
対ノーマル:
対はがね:
対ゴースト:
対どく:
対みず:

記念

所感

毒統一の使用者が5/149と非常に少なかったにもかかわらずミラーマッチが2度も起こったことに驚いています。ポテンシャルは高いのでSV発売までにどこかでタイプ統一の大会が行われることがあれば毒統一の使用者が今回に比べ増えてほしいなと思います。

また試合に関しては全勝できて嬉しいです。大きなプレイングミスも無くベストを尽くすことができました。対戦相手のタイプに関して明確に不利な相性を引かなかったため、運も味方してくれたように思います。

遊戯企画というのもあり記事を面白おかしく書きたい自分もいたのですが真面目に書いてしまいました。構築記事は2つ書きたい⋯⋯

スペシャルサンクス

サリンピック運営、特にタイプ統一シングル運営の方々
サークル同期内の配信で最後まで見てくれたよもぎ
Twitterの投票で毒統一に票を入れてくれた方々

おわりに

構築紹介は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。